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Jul.22 2005

サファイアガラス編(その2サファイアガラスがダメージを受けるとき)

基本的に物質にキズがつくときは、その物質より硬度が高いものが接触したときです。一般的に空気中のゴミのなかで硬度の高いものはクォーツ・水晶の粉といわれています。水晶は硬度7です。(時計をお手入れするときにクロス等に目に見えないゴミやホコリがついていてその中に硬度の高い物質の粉が混じっているとケースやプラスチック風防等にキズを付ける場合があるのでご注意。お手入れクロスは拭く側を内側におってたたむとか、ビニール袋に保管するとかしてホコリがつかないように心がけましょう。)話をサファイアガラスに戻して、ですから、硬度9のサファイアガラスに日常スクラッチ・引っ掻きキズがつくことはありません。ただし、接触したものの先端が鋭いとき、それに圧力が加わったときには例外です。傷つきます。サファイアガラスにキズがついた事例を何度かみていますが、多くは糸のような細いキズです。実際に注意すべきは、金属等の堅いものにガラスのエッジをぶつけた時におきるチップ、欠けのほうです。デザイン、作りによってガラスのエッジがたっている時計はチップする確率が高くなります。たとえばロレックスオイスターはどちらかというと立っている方で、また防水性の高い時計、ブレス仕様ということもあり日常ガンガンのユーザーが多いこともあいまって、オーバーホールの見積り時にこのチップを指摘されて交換オプションがつくことが案外多いです。サファイアガラスは絶対に壊れないと信じて、日常、金属や石にガンガン当てているとエッジがチップしていきますのでご注意下さい。このチップが最終的に力の方向によっては、カケ、ワレに成長したり、結晶ですから条件が重なってビッシといってしまう最悪の場合もあります。(希ですが)
 あるクイズ番組でダイヤモンドを鉄板の上に置きハンマーで思いっきり叩くとどうなるか?という問題があり、実験をやりました。答えはこっぱみじん。硬度と強靱性(ねばり)は別です。サファイアガラスも条件が重なれば壊れます。
 サファイアガラスにキズがついたという場合によく見ると表面のコーティングにキズがついたという場合があります。硬度9のサファイアに、どうしてコーティングが必要か.....は、次回。
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左:ロレックス赤い三角部にチップ・注意。 右:ジャガールクルトマスターシリーズ。ベゼル部からガラスの立ち上がりが低くチップしにくいタイプと言える。

Posted by nakaya : 20:19

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