ジム・ホールの思い出。

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偉大なジャズ・ギタリスト、ジム・ホール氏が12月10日逝去されたというニュースをBLUE NOTE TOKYOの2014年1月の公演中止のお知らせを見て知りました。今月4日に83歳になられたばかりだったそうです。生涯現役のジャズミュージシャンだったわけですね。
私が、最初に買ったジャズギターのLPは高校の頃、この人のコンチェルトでした。ですから、このアルバムの1曲目「you ‘d be so nice」が、意識して聞いた最初のジャズギターの曲・音ということになります。イントロなしでいきなりギターが入る今思うと斬新なアレンジ、ギターのトーン、リズム。ホーンやピアノとのアンサンブル、どれをとっても今まで聞いていたロックとは違うものでした。以来ジャズ・ギターに興味を持ちその奥深さに今も虜になっています。そして今でもこのアルバムが大好きです。

1998年ブルーノート大阪でディブ・ホランドとのデュオライブを見ました。アンコールではディブ・ホランドに背中を押されながら出てきたのでお疲れなんだぁて思いましたが、ライブ終了後、出口のところに立ってファンにひとりひとりに握手やサインに答えていた姿が印象的でした。すかさず持っていたカバン(アルミ製で良かった)にサインしてもらいました。握手をして頂いた時のジム・ホールの優しい笑顔が今も忘れることが出来ません。Thank you!
パットメセニーがTV番組でジム・ホールと出ていた時に「ジムが扉を開いてくれた」って言ってましたが、本当の偉大さは、自分ごときでは理解に及ばないくらいなんだと思います。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
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