いつもより早い、そして多い雪であたふた、うんざりしている時に、静岡在住のアランユーザーの方から送信された写真です。ありがとうございます。気分が壮快になりましたよ。そう言えば、アランさん来店時、昼食の時に富士山の話題が出たことを思い出しました。
「C 店頭編」カテゴリーアーカイブ
スローなビジネスに共感します。
ある方から薦められた本「マーケティング・サーフィン」阪本啓一著 /PHPを呼んでいたら、スローなビジネスという言葉がありました。「スロー」とは、速度が早い、遅いの「スロー」ではなく「ものごとの本質を大切にする」と言う意味だそうです。(!)ビジョンは、生活者の生活品質を高めるような価値の創造とありました。機械式時計やジュエリーを等してお使いになる方の生活品質を高めることが出来たら自分の仕事もまんざらではないと思った次第です。^^;マンションやお薬と違って時計やジュエリーは、見えない部分に手抜きがあっても大きな問題にはなりません。でもこの目に見えない部分が、機械式時計やジュエリーにとってとっても大切な部分で、これが本当の意味でユーザーの生活品質を高めることにつながることになると思います。そんなわけでスローなビジネスに共感します。但し、対応は迅速をモットーに。
コンディションチェックの強い味方、WT-2000!
店頭に設置している歩度測定器、10秒間(任意に設定可)機械式時計の振動を測定して、搭載されている電波時計クォーツが瞬時に歩度を表示します。歩度の他にテンプの振り角、かたぶりも数値でわかるので、新入荷の時計や修理お預かりの際、出来上がりはこれでチェックしています。オーバーホールに出すタイミングの目安にも使ってます。機械式だけではなく年差のクォーツも測定できます。
機械式時計とアコースティック・ギター。
Real Thing/中川イサト(SEAL-031)
日本におけるアコースティックギター・インストルメンタルミュージックの元祖的存在中川イサト氏の4年ぶりのニューアルバム。美しいギターの音と日本人にはしっくりくるメロディに癒されます。アコースティックギターも機械式時計も基本的に電機を使わないところに共通項を感じます。(生音を増幅させるためや自然なエフェクトには使うかもしれませんが)何年も前から中川イサト氏のアルバムは聴いていますが、最初のころと比べるとライナーノートの本人談のとおり、今回のアルバムは音をつめこまずにシンプルに仕上げられたようです。
時計でいうと技術的にはグランドコンプリケーションも作れる職人があえてシンプルな3針時計に挑戦し、時間をかけてじっくり作り上げたという感じ。その3針時計は使えば使うほど、時がたつにつれて味がでてくる。聞き込む程にその良さが伝わってくるそんなアルバムです。「音」そのものも素晴らしいのでオーディオファンの方も満足出来るのではないでしょうか。13.Epilogueを目を閉じて聞いて、あたかもそこで中川 イサト氏が弾いているように聞こえたらオーディオセット合格。
今日が最後の武生市、明日から、越前市になります。
生まれ育った町の名前が変わるというのは、やはり寂しい気持ちですね。我が町、武生市(たけふし)は明日10月1日から、おとなりの今立町(いまだてちょう)と合併して越前市(えちぜんし)になります。「越前」という名前は、既に越前海岸の越前町という地名もありますし、越前蟹や越前打ち刃物、越前和紙とよく耳にする言葉でありましたが、我が町の名前となるとしっくりくまでに少しお時間がかかりそうです。とはいえ、名刺、伝票とうの変更に追われている現状です。
拡大検査〜双眼顕微鏡。
拡大して解る真実は多い。品質チェックは拡大から。よく使うのが双眼顕微鏡 Mark V
宝石鑑定所勤務時代、ラボで使用していた使い慣れた双眼顕微鏡を退社する際、所長の好意で安く分けてもらったものです。思い出の記念品です。^^;蛍光ランプは、宝石の表面のキズのチェックや、時計の機械・ダイヤルのチェックに、下の白熱球は宝石の内部構造を見るときに使います。使いやすいということは、結局とても性能がいいということでしょう。
先日ライトが切れて捜すのに一苦労しましたが、見つけたところで、今の機種はハロゲンですよ。古いのお使いですね。といわれました。何かと頼りになる道具です。^^。まだまだ大切に使うつもりです。
2016年7月24日追記
このジェムスコープ は今も現役です。当時、ハロゲンですとか言われましたが、今はLEDなんでしょうね。
スイス滞在記−後期
戻ってきて撮影したテープをプレーバックしてあらためて自然の美しさに感動しています。今回の旅では、モーリスラクロア社の工場を見学できたことはもちろん。新作発表の場や、時計が売られているシーンでは味あえない、芸術品、工芸品的機械式時計を生むスイスの空気、風土を肌で感じることができたことが、何よりの収穫でした。撮影したテープにアフレコで昨夜音楽を入れはじめたらこれがまた面白くてはまりました。たとえばチューリッヒの街の風景にはPMGのアフターヌーン、バスで移動の車窓はジョージハリスンのマイスィートロード、山奥の川沿いのレストランはノラジョーンズのドンノーホワイ、ラショードフォンの時計ミュームアはジョシュアレッドマンのターンアラウンド、ヘリコプターから空撮したアルプスはPMGファーストサークル、ハブユーハード…。てな具合です。もちろん、あくまで撮影のメインはモーリスラクロアの工場風景です。ケースが出来る過程や組み立ての様子をばっちり撮影しました。^^;店頭ではいるでもプレーバックします。お申し付け下さい。