月別アーカイブ: 2018年1月

変色効果を持つアレキサンドライトを使ったレアなピアス。

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 宝石の中には、色、輝きに魅力があるだけではなくて、特殊効果を持つものがあります。
光を当てると6条のシーンが出て、星の輝きのように見えるスター効果、一筋のシーンが瞼を開いたり、閉じたりして見えるキャッツアイ効果、オパールに見られる遊色効果、パールに見られる柔らかいオーバートーンは、オリエント効果と呼ばれる特殊効果のひとつです。そんな効果の中でも、神秘的でダントツに興味深いものにチェンジオブカラー・変色効果というのがあります。

 変色効果を持つ宝石の中でも、最も有名なのはアレキサンドライト(alexandrite)です。クリソベリルという宝石のなかで、変色効果をものをアレキサンドライトと呼びます。
著しく色を変えるアレキサンドライトは、非常に高価な宝石です。鑑定士としてラボで宝石の鑑別書を作る仕事をしていた時も、そうお目にかかることはなかった石です。

先日の国際宝飾展で、この天然アレキサンドライトを使ったピアスを見つけました。
小振りなアレキサンドライトを使用しているので、アレキにしては、お手頃価格でした。そもそもアレキサンドライトを日常使えるデザインのピアスにしてるのは面白い と思いました。メーカーさんは、5〜6個持っていましたが、その中で一番バランス良く変色するものを選びました。

下の写真ですが、青ぽく見えるのが、蛍光灯下、屋外日光下でもこんな感じです。その下の写真が、波長の長い電球色をあてた時、赤紫に変化します。

アレキサンドライト
アレキサンドライト

P2738_ アレキサンドライト  ピアス 0.25/0.25ct プラチナ900枠 SOLD 

アレキサンドライトピアス着装

久々にGIFアニメションを作ってみました。

アレキサンドライト変色

アレキサンドライトは、真珠と同じく6月の誕生石です。耳元のピアスの色が、変化するのに周りの人が気づくかどうか…?ですが、もし、「あれ?今日、そのピアスだった?」なんていわれたらうれしいですね。

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バルチック アンバー(琥珀)のブレスレット。

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バルト海アンバー琥珀 先日の24日東京ビックサイトで開催された、第29回国際宝飾展に行って来ました。海外のブースを回って普段お目にかからない商品にお目にかかれるのも楽しみの1つです。彼らは、商品知識が豊富で、こちらの質問にも淡々と答えてくれて、時には、目からウロコだったり、新たな商品知識が得られる良い機会でもあります。
自分は、商品知識のない人から物を買う(仕入れする)のが苦手なので、良い出会い、気持ちの良い仕入れが出来る楽しみな場でもあります。

バルティックアンバーZOOM
お客様から、バルチックアンバー(琥珀)のペンダントを頼まれていたので大量の琥珀を展示しているブースを覗いてみたところ、日本語の堪能な女性が対応してくれ、質問した琥珀の加工についてプロが持つ情報を、親切に色々と教えてくれました。
 琥珀は樹木の樹液の化石です。
良質な琥珀として世界的に有名な”Baltic amber/バルチックアンバー”は、その名の通りバルト海沿岸から産出される琥珀です。バルト海に面したポーランドやリトアニアはバルチックアンバーの原産地として有名というわけです。
リトアニア

琥珀を使ったジュエリーは、ヨーロッパ向けのせいなのか比較的大きめのものが多いですが、お目当てのペンダントを見つけたあと、同じブースで日常つけやすいサイズでお手頃なブレスレットを見つけたので何点か仕入れましたのでご紹介します。
比重の軽さは、琥珀の特長、時には鑑別の要因にもなります、ブレスレットとして身につけていても非常に軽いのが特長です。

バルチックアンバーブレスT2547_01バルチックアンバーブレスT2547_02 #01バルチックアンバーブレスレット_T2547 (リトアニア製)SOLD
立方体のパーツが個性的です。


バルチックアンバーブレスT2548_01

バルチックアンバーブレスT2547_02#02バルチックアンバーブレスレット (リトアニア製)SOLD
やや大きめのオーバルが良いアクセントになってます。中間の大きさの褐色のボールはカット面を持ちます。


バルチックアンバーブレスT2549_01バルチックアンバーブレスT2549_02#03_バルチックアンバーT2548 ブレスレット  (リトアニア製)SOLD
バルチックアンバーの特色でもある淡い色のパーツを持ち、全体的にボリューム押さえたモデルです。


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液漏れ注意報。〜定期的な交換がおすすめ。

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ボタン電池の液漏れ

店頭で、腕時計(クォーツ)の電池交換の際に、裏蓋を開けて、電池を取り出すと、電池から液漏れしている場合があります。写真がまさにその状態で、さらにこの状態が続くと、白い粉状の物体が、カビのように増殖します。
 上の写真も少し白いものがありますが、この液体・白い粉状の物体が、機械内部に入っていくと、時計は新たしい電池を入れても作動しなくなります。そうなってしまうとメーカー修理、古い時計の場合、メーカーでも修理不能になりかねません。

クォーツムーブメント

 上の写真は、電池を取り出した直後のものです。中央付近の黒い丸い部分が電池がセットされる場所ですが、白い粉状が見えます。また写真では見にくいですが。水滴のようなものが汗をかいたように付着していました。

 幸い、まだ機械内部には、回っていなかったようで、液体と粉を丁寧に取り除き、新しい電池を入れて作動が確認できました(ホッ)。液漏れは、初期段階だったようです。この段階であれば、電池交換の料金です。

経験上、液漏れの症状が出ている時計の共通点は、電池が切れてから何年も、放置してあったものがほとんどです。

また、また、経験上で恐縮ですが、なんとなく電池の品質も関係があるようです。ただ、多くの場合、使用期限を大きくオーバーしての結果なので、メーカーを特定して責めることはできませんが、逆に、確率の低さでいうと、圧倒的に国産メーカーのものが私の中では信頼性が高いです。もちろんスイス製の時計にも国産の電池は、使用できます。

 

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ハミルトン ベンチュラ フレックス(蛇腹)の調整方法。

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ベンチュラブレス調整方法

ベンチュラのフレックス(蛇腹)ブレスは、ご購入の歳お好みのサイズに調整させていただきますが、(通販の場合は、手首サイズ実寸をお知らせください)構造、要領を獲ればご自分でも比較的簡単に出来す。メーカ付属の取説に記載もないので、解説の動画を作成しましたので、ご興味のある方は、ご参照いただければ幸いです。

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