11年振りの里帰り。アーキテック。

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1995年に販売したアーキテック(1993)をオーバーホールでお預かりしました。久々の里帰りで、懐かしく思わず写真を撮りました。お持ち頂いたのは、オーナーの妹様、譲り受けたとか。久々に手に取りましたが、今でも古くささを感じさせないクールな時計でした。当時は店頭で赤い針やクネクネ秒針がとっても変わった時計というふう見られていたことも思いだしました。その方々に今もう一度印象をお聞きしたらどんなお答えが帰ってくるか興味あるところです。時が流れても風化しないデザインこそ機械式時計にふさわしいと思ったわけです。

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異端から正統へ

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楽しみにしていた新譜をようやくゆっくり聴くことが出来ました。パットが絶賛していた若手ピアニストブラッドメルドーとのデュオ。予想とおり素晴らしい出来でした。美しいシンプルなアコースティックピアノにパットのギターが溶け込んで行く感じです。

タイトルの「異端から正統へ」というのは「ECMの真実」by稲岡邦弥氏 の副タイトル。ECMというレーベルにはパットメセニー、チックコリア、キースジャレットやギズモンティ、リッチーバイラーク….所属していて、当時ビバップジャズしか認めない古い評論家の人たちは、ECMの音楽をそんなのはジャズじゃないと異端扱いしていたようです。でも彼らがいなければジャズは古典で終わっていたかもしれません。異端から正統へという言葉は、新しい物が生まれる時、いつの時代にも当てはまるものかも知れませんね。

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クロノマスターTグランドディト。

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今年ゼニスの新作はスポーツモデルのディファイがインパクトが強く目立ちますが、発表会の時このクロノマスターの新作も心を引かれ印象に残っていました。実にバランスの良い綺麗な時計に思えます。エルプリメロにビックディトを搭載したcal;4010は既にグランドクラスに搭載されていましたが、ケースサイズ40mmでクラシックなティストのクロノマスターTにはベストマッチに思えます。瞬時に変わるディトディスクはいいタッチで、なにより非常に見やすいです。
SOLD OUT(生産終了)

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ロンドスマイルディ ドッツ再入荷。

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新作、ドッツのグレーが再入荷しました。クロコ、ラバー、ブレスと付け替えて楽しめます。どこからみても綺麗なデザインですね。こんな時計、腕に巻いたら楽しいと思いますよ。
SOLD OUT

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秋の夜、スタンダートは奥深い。

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なんとなくこれにしょうと棚からチョイスしたのは、スタンゲッツとケニーバロンのpepole time、サックスとピアノのディオで1991年のライブ録音です。友人の薦めで10年以上前に買った物ですが、実は当時はオーソドックスすぎて、おとなしいアルバムという認識しかなかたので聞く機会はそうありませんでした。でも今、この年齢になってじっくり聞いてみると、凄く良いですね。当時は背伸びをして買った大御所のディオアルバム、(時計で言えば手巻きの2針)やっとが少しは解る年齢になったのかと思った秋の夜でした。
繊細なピアノに寄り添ったスタンゲツのサックスは歓喜にあふれた子供の声だったり、大人の溜息に聞こえたり・・・・この名演の3ヶ月後にゲッツは亡くなっています。それを知って聞くと寂しくなりますが、本当に良い物は時代を超えても色あせないということを教えてもらえます。

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つぶやき。

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昨日、1本のお気に入りをお求めにご遠方からお見えいただいたお客様がおられました。ご帰宅後いただいたメールには武生駅から電車に乗ってからご自宅まで約5時間25分54秒かかったそうです。以前にもお時間をかけてご来店頂いた方々がおられました。その都度、お客様の時計に対する思いに頭がさがる思いで感動したことを覚えています。それは、爽やかな空気がお店を吹き抜ける感じです。その時計に至った経緯やご家族のことやお仕事の話…色んな話がお伺いできることも時計屋としても個人としても嬉しい限りです。素晴らしい出会いを作ってくれた商売やインターネットにも日々感謝しています。

昨今の時計業界は業界再編とかあって、グループ間、メーカー間の競争が激しくて、数字至上主義の世界に突入しているようです。我々も巻き込まれそうです。^^; 商売ですから仕方がないのでしょうか…でも大切な「時」を刻む伴侶を求め「旅」をする方にとっては夢のない話ですね。数字に追いかけ回されてメーカーや代理店、時計屋が時計そのものを見失ったら本末転倒なお話。どうして機械式時計が復活したかもう一度見つめ直す時期にきているような気がします。昨日お客様とのお別れのあと快い達成感がありました。それは、満足そうに腕に時計を巻いたお客様の笑顔を拝見して、機械式時計の魅力を再認識できたこと、それと微力ながら機械式時計の魅力を伝えることができたという気分になったからだと思います。

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アランシルベスタイン レベイユGMT入荷しました。

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新作のレベイユGMTはインナーベゼルに前作からデザインの変更が見られます。アラームのセットをよりあわせやすくするたもの工夫ですが、結果的にオシャレになっていますね。GMT、第2時間帯はディト表示の横にあります。矢印があるほうが時間なのでディトと見間違えることはないでしょう。私は旅行や出張にはアラームウオッチを持っていきます。もちろん目覚まし時計にもなりますが、約束の時間の少し前にセットしたり、夢中で時間を忘れることが予想されるとき前もって1時間後にセットしたり、一人で行動するとき左腕のアラームは頼りになりますね。まさに片腕的存在。この便利な機能に、時計ですから腕に巻く楽しさを加えてくれるのがアランのデザインであり、このブランドの最大の魅力です。
SOLD OUT

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