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店頭におけるイベント、セール、フェア等について

SEIKO KS474M 防塵掛け時計 機能から生まれたインテリア性。

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セイコークロックKS474MセイコークロックKS474M 下から

 

セイコーのクロック、KS474Mです。壁から飛び出した感じ、カラーのコントラスト大好きなクロックです。8年前にこのブログでバスクロックとしてご紹介した時もロングセラーですとお伝えしましたが、今も現行中です。おそらくセイコーで一番のロングセラーではないでしょうか。

機能から生まれたデザインがとなんともお洒落な時計だと思っています。

国産のクロックは、電波受信、センサーによって暗いときに秒針停止、温湿度計がついてインフルエンザ、熱中症の警告機能なんかついているものまで、まさにガラパゴス的な進化を続けていますが、このKS474Mはそういったものはなにもついていません。しいていえば、防塵、秒針が流れるように動くコチコチしない連続秒針(スイープセコンド、)。

セイコークロックKS474M ロックネジ セイコークロックKS474M 開閉式裏蓋

9時位置にあるネジを回してロックを解除すると、パカッと開きます。この気密性が防塵時計ということです。頑丈な蝶番も3時位置でデザインのひとつになってます。

セイコークロックKS474M ケースバックセイコークロックKS474M サイズ
ケースバックの幅広のラバーが、壁に密着して、振動から、本体が揺れるのを防いでいます。
もちろん、防塵が必要で、振動がある環境においてこの時計の性能が発揮できるわけですが、ロングセラーを続けている理由は、この時計のインテリア性だと思います。

SEIKO KS474 M ¥20,000+税(2017年現在)
金属枠 クォーツ(スイープ) 221x232x92mm  930g

余談ですが、
アラジン ブルーフレーム グリーン 
私が、愛用している、アラジンブルーフレーム。学生時代から2台目の個体です。このストーブも、機能はもとよりインテリア性があるからこそ今も多くの人に愛用されているのではないかと思います。KS474Mとこのストーブのコンビネーションは、とっても気に入ってます。なぜか色味も良く似ています。

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ダイヤモンドの鑑定書について〜GIAダイヤモンドレポート。

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GIAのダイヤモンドレポート
ご存知ですか?
日本でもお馴染みになっているダイヤモンドの品質、価値を表す鑑定の基準、4Cと称されるカラット、カラー、クラリティ、カット。(4Cについての簡単な説明は一番下です。)この基準は、(Gemological Institute of America)、略称GIAによって確立され、GIAの宝石学修了者GIA-GGによってグレーディングされるものです。
鑑定機関(鑑定書を発行する会社)は国内にも数多く存在しますが、ダイヤモンドの鑑定機関としては元祖であるGIAは、最も信頼度と権威があるとされています。そのGIAの発行するレポート、DIAMOND DOSSIERと呼ばれるレポート(鑑定書)の1つはこれです。豪華なカバーもなく、ペーパーのみでコンパクトなんですが、上記の理由でここに記載されたグレードが泣く子も黙るグレードという訳です。
GIAダイヤモンドレポート

プロフェッショナルユーズのGIAダイヤモンドレポートとユーザー向けの日本の鑑定書。
国内での一般的な写真付き、カバー付きの鑑定書、ブランドの発行する保証書的なものはお客様のの需要に合わせて、日本で独自に発達したもののようです。ある意味ガラパゴス化かもしれません。
国内では、GIAのレポートは業者間までの取引に使われるプロ向け、一般の販売時には、カバー付きで、分かりやすい日本語のものをという感じです。弊店も、日本の鑑定機関が発行するものをおつけしてきましたし、現在でもこちらも利用させていただいています。

GIAのレポート付きのダイヤモンドを選ぶことが出来ます。
現在、店頭で、ダイヤモンド輸入業者のストックの一覧を店頭タブレットでお客様といっしょに、リアルタイムで閲覧することが可能になりました。ご予算、サイズ、グレードを条件に理想のダイヤを探すことが出来ます。さらに、そのダイヤをソーティング(グレード付け)した機関も選べるのでGIAのレポート付きのダイヤモンドを選ぶことが出来るようになったわけです。
タブレットでダイヤモンドリスト
鑑定書、レポートとはいかなるものか、そして内容をきちんと説明させていただければ、GIAのレポートが的を得ていて、無駄がなくクールであることがご納得いただけると思います。とは言え、たとえばブライダルとかでは、頂いた方の印象を考慮するとカーバー、写真付きの鑑定書があったほうが無難ということであれば、GIAレポート+日本の鑑定機関の発行する鑑定書とダブルでおつけすることも可能です。

ご購入後の鑑定書、ダイヤモンドレポートの役割
鑑定書には、4Cの証明以外に、地球上に1つのあなたのダイヤモンドは、これですという証拠が満載されています。私は、購入後鑑定書の役割として重要なのはむしろこちらの方かと思います。たとえば、将来的にデザインの変更、リングのサイズ直し等で、ダイヤを第三者に預ける場合、石が入れ替わる確率は0ではありません。手元に戻ってきたダイヤモンドが自分のものかどうか確認する手立てはレポートにあるデータとダイヤとの比較しかありません。

たとえばプロポーションについて
GIAのレポートのプロポーションについての記載はこんな感じです。
この個体のプロポーションはほぼ理想的で、GIAのカットの評価はExcellent。

ダイヤモンドのプロポーションたとえば、上段、中央の56%というのが、ダイヤを真上から見た時にダイヤ◯の面積を100とした場合のテーブルと呼ばれる下の写真のダイヤの四角(赤い部分)の割合のデータです。60%でほぼ正方形に見えます。美的感覚は人によっても、時代によっても異なりますが、下の個体は56%なので各辺が内側に美しい曲線を描いています。また4つの曲線がどれも同じ角度で曲がっています。トレニングをつむとルーペ(X10)で真上からダイヤをみただけでこれらのデータの概算がエステメート出来るようになりデータとの比較、またカットが良い、理想的なプロポーションの輝くダイヤなのか、そうでないかが分かります。
テーブル
プロポーション以外にも、実測によるサイズ測定、紫外線を照射した時の蛍光反応なども個体を判別する有力な手がかりになります。もちろんそれらのデータもレポートには記載されています。

店頭でのモニターによるチェック
モニターを見ながらですと、拡大した画像が共有できてレポート内容の説明も分かりやすいかと思います。店頭では、ダイヤモンドについてはもちろん、鑑定書・ダイヤモンドレポートの見方など、GIA-GGがご説明させて頂いております。お気軽にお申し付けください。
ダイヤモンドプロポーションチェック
ブライダルリング_01
価値ある、より輝くダイヤモンド探しのお手伝いさせていただきます。


4Cのおさらい
カラットはダイヤの重さで、大きさの基準とし、たとえば0.3ctとかで表示します。ちなみに1ctは0.2gです。

カラーは色で、基本的にカラーレスの場合、無色に近いものほど美しく価値が高いとされています。(ファンシーカラーと呼ばれる範疇は例外として)アルファベットのDから色が混ざるにしたがってE,F,G……..とグレードされます。ダイヤモンドの持って生まれた性格で基本的には、永久に変わることのない性質です。

クラリティはダイヤモンドの内部にある結晶なんどの内包物、ワレ、表面のスクラッチ、チップなどの度合いを、無い〜ほとんど無い〜ほんの少し〜少し〜キズ。みたいな感じでグレードされます。〜VVS1,VVS2,VS1,VS2,SI1,SI2.I1,I2,I3〜と表現されます。

カットは、ダイヤモンドをカッティングした出来栄え、磨きのポリッシュの出来具合、カットの精度、対称性、プロポーションと呼ばれる形のバランス。現代では、ダイヤモンドの屈折率から計算された最も理想的に光を反射するプロポーションがはじき出されているのでその理想にハマっているか。これらを総合評価しExcellent,Very good,Good,..とかで評価します。輝くかどうかという点では最も需要なカテゴリーです。

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ダイヤモンドリングのデザインを変える。

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ダイヤモンドリングリフォーム
ジュエリーのデザインリフォーム、イメージチェンジはご予算に合わせて幾つかの方法がありますが、ダイヤモンドリングの場合、基本的にランド(丸型)カットであることで、ダイヤモンドのサイズに合わせた空枠が既製品として用意されています。なので比較的かんたんにイメージ通りのリフォームが可能です。とは言っても、ダイヤモンドのサイズと枠のバランス、ダイヤのプロポーションとの相性もあり枠選びには経験が必要です。また同じ枠でも石留めの技術によっても仕上がりの綺麗さ、ダイヤの輝きは違ってきます。
店頭では、ダイヤモンドグレーダーの経験を持つGIA G.Gが、お客様のご希望をお伺いしながら、ベストなデザインをご提案、お見積させて頂きます。またお預かりしたダイヤが出来上がり後も間違いがないか、お預かり時に弊社で記録するプロット(個体の内包物の種類、位置を記録したもの)との比較、蛍光性、プロポーションチェック等で同一の確認を行っています。デザインが古い、つけにくいなどの理由で、お使いにならないのはもったいない話です。お役御免の古い枠(プラチナ、K18)は下取りが可能です。
お気軽にご相談ください。

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IJT 28th国際宝飾展に行ってきました。

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28thIJT
 昨日、1月23日〜26日まで東京ビックサイトで開催れているIJT 28th国際宝飾展に行ってきました。西日本は大雪のニュース、わが北陸も帰りを心配するくらい大雪でしたが、東京は快晴でした。
28th国際宝飾展
昨日は開催2日目、会場の雰囲気はいつもと変わらず国際色豊かで賑わってましたが、ブースによっては黒山のところもあれば、閑散のところもあるといった感じです。(黒山のところって、やっぱおばちゃんバイヤーが多いんですよね。)今回もお目当てのブースを(何度も)まわり、それなりに思惑通りの買い付けが出来たと思います。受注から製作に入るものもあり、入荷次第順次店頭に並べていきたいと思ってます。またこちらの方でも、少しづつご紹介させていただこうと思ってます。

この展示会は国内最大級の規模で、各メーカーのブースを見て回るだけでも、トレンドや適正価格など効率よく把握することが出来る良い機会だと思っています。また海外から出店してるブースでは、 普段目にすることはない超高額なもの、巨大なもの、超レアものが展示されたりして目の保養をさせてくれます。

展示ブースの前を一旦は通り過ぎたのですが、「おゃ?」となんか気になって戻って良く見てみたら、これでした。オーラを放ってたんでしょうかねぇ。撮影しても良い?と聞いたらインド人が笑顔でOKしてくれました。トラピッチェエメラルドのイヤリングです。

トラピッチェエメラルド

トラピッチェ エメラルドは、6方向、放射状に模様が現れるエメラルドで、全体のエメラルドの1%しかないとも言われています。自分の中では、どちらかと言うと美しさからのジュエリーとしての需要より希少性でコレクターズアイテムとしてイメージが強い宝石でした。以前、宝石の鑑別書を作る仕事をしていた時は、今より結構いろんな石を見る機会に恵まれていましたが、その時でも仕事としてこれを、見た(鑑別した)ことはありませんでした。ただその会社がサンプルとしてコレクションしていたのでルース(裸石)の状態のトラピッチェエメラルドを社長に「こんなの見たことある?」って一度だけ見せてもらったことがありました。その経験があったので、今回目に止まった次第です。
会場で見たのは、ジュエリーとして出来上がったもので、しかもイヤリング。よく同じサイズで色味が(写真は光線の加減で明暗がでていますが)そろったものだと思いました。撮影をOKしてくれたインド人はとても自慢げでした。

もう一つ、展示会場のある一角に、ジュエリーというより、「石〜パワーストーン」のエリアがあります。自分は勝手にカオスエリアと読んでますが..中国のブースだったと思いますが、「隕石特価」と書かれていました。こちらも撮影の許可をもらいました。
メテオストーン
これは、「カンポ・デル・シエロ」だそうです。2個並んでいました。どちらも10kg以上ありました。所々に穴があり金属的な黒光り、担当の人が、「持ち上げてみて」というので、つい石の感覚で持ち上げようとしたら、持ち上がりませんでした。まさにこの世のものと思えぬ塊でした。こんなの空から落ちてきたら…..^^;
広い会場で、歩き疲れますが、やっぱり興味深い催しです。

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ちょっとお得な「ノモス グラスヒュッテ オートマチック フェア」のお知らせ。

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ノモスオートマチックフェア
ノモスの自動巻モデルを対象としたフェアです。
期間:2016年11月25日〜12月31日
特典:期間中ノモスの自動巻モデルご成約の方にノモス純正ストラップを1本プレゼント。
お渡し方法:ノモスご成約の際にご記入いただく保証書請求はがきにシェルコードバンかファブリックのいずれか、ご希望のサイズ(S.M.L)をご記入いただきます。後日、郵送される保証書にストラップが同送されます。
ノモス純正ストラップ
(上)ファブリック (下)シェルコードバン
ファブリックにはピンバックルが付属します。シェルコードバンはストラップのみになります。
たとえばタンゴマットご成約の場合、デフォルトで装着されているシェルコードバンの予備としてシェルコードバンを、またイメージチェンジ、夏用にとファブリックをお選びいただけます。

このキャンペーンは修了しました。

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今日は満月、しかもスーパームーン。

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レペのムーンフェイズ

今日は、満月しかも月の円盤が最大に見えるスーパームーンだそうで、画像を検索する不思議で神秘的な写真が見つかります。天候さえ良ければ、奇跡の一枚を狙ってみたいと密かに思っていますが….。
時計の月齢、ムーンフェイズの修正は、今日が満月からまたは新月から数えて何日目になるか月齢カレンダーで調べて修正します。今日のような満月の日に修正する場合は、お月さんを真ん中に合わせるだけなので、修正が簡単です。お持ちの方で、普段合わせていない方は、やってみてください。
ちなみに今月の29日は、新月でお月さんが文字盤から完全に消える日です。
地球の周りを規則的に回る月の満ち欠けを腕時計の小窓に表示する機能、なかなか粋で洒落てます。

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2016秋のIJT(国際宝飾展)に行って来ました。

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秋のIJT
26日、パシフィコ横浜で開催中の秋のIJT、国際宝飾展に行って来ました。
1月の東京ビックサイトで行われる国際宝飾展は何回か参加していましたが、
秋の宝飾展、ビックサイト以外の会場は初めてです。

ijt_2016_autumn02
東京ビックサイトと比べると、海外メーカーや工具関連が少なく、一般ジュエリーアイテムに絞った感じで、ギフトようジュエリーを探しにいった自分には、かえってゆっくり見ることができて、来てよかったという感じでした。

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最近NHKでも、日本の養殖真珠が、海外(オーストラリアなど)の強大な規模の養殖真珠に脅かされているという特集番組が放送されていましたが、海外の「白蝶貝」で養殖されるものと国内での「アコヤ貝」で養殖されるものでは、「サイズ」、「色」が異なります。写真の大きなものは、海外のいわゆる南洋玉、白蝶貝によるものです。大きいですね。日本のアコヤ貝がつくつる真珠にはこんなサイズはありませんが、和玉独特のオリエント効果があり、(特に質の高いものに)別の魅力があります。

この日本のアコヤ貝がつくつる養殖真珠を最近、中国人バイヤーが大量に買い続けていて、国内真珠市場に影響がでているという話を業者さんから聞くことがありますが、展示会場で見た限りでは、そこまで品不足になっている感はなかったですが、実際に中国人バイヤーがテーブルに大量の真珠を集めて商談している光景は目にしました。

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まあ、商売と関係なく色々なものを見ることが出来るのも展示会の楽しみの1つです。
そういう意味では、こういうのも売られていました。もともと水晶系は、宝石の中では、安い物なのですが、チップ状態でもお金になるということなのか….この状態のものを、どんな人がなんのために買われるのか私には分かりませんでした。

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これはアンモナイトなどの化石です。化石はジュエリーではないと思いますが、これが得意なお店もあるのでしょうか?そう言えば、宝石鑑別の勉強していた時に同じ教室に、化石コレクターの方がいたことを思い出しました。水晶のチップや化石、面白い使い方、アイデアが思いついたら、次回挑戦してみようかと思いますが……^^;

とは言え、目的はだいたい達成できたので、今日からぼつぼつと買い付けた商品を整理したいと思います。帰宅して装着していた腕時計、カイラッシュの万歩計をみたら、普段は絶対超えることがない10,000歩を超えていました。

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