月別アーカイブ: 2011年7月

ゼニス キャプテン・シャルルベルモ トリビュート モデル。

Pocket

cap_char_01.jpg
1969年のクォーツの発表から6年後の1975年には、世の中の腕時計には、クォーツムーブメントがシェアをしめ、マニュファクチュールのゼニスでさえ、ようやく完成した自動巻きクロノグラフムーブメント・エルプリメロが、その存続の危機にさらされていたといいます。当時、廃棄処分指示が出たエルプリメロの金型をこっそり守っていたのがシャルルベルモ氏。パーツの金型は、非常に高価ということで残っていなかったらエルプリメロの復活は無かったかもしれないと言われています。という実話が語り継がれてシャリルルベルモ氏はゼニス社にとってヒーロー的な存在に。また記念すべき1969年に発売されたエルプリメロが搭載されたファーストモデルは、ブルーダイヤルだったということで、エルプリメロの原点に因んだ、このブルーダイヤルとシャルルベルモふたつのコンビが限定シリーズを生み出したようです。
続きを読む

Pocket

ジャガールクルト マスタージオグラフィーク偏歴。

Pocket

gio.jpg
ジオグラフィークは、1990年に初代モデルが発売され今回2011年のモデルで4代目になります。ケースサイズは前作よ若干小さくなって39mm。タイムゾーンで切り替える第二時間帯、パワーリザーブインジゲーター、ポインターディトという機能のコンビネーションは、そのままに、その時代で時代で、デザイン、サイズを変えながら今年で21年というロングシリーズになります。

そのデザインの遍歴は掲示板のほうにも書きました。
もちろん、GMTウオッチとしては、デビューから最強で、実用性があり、使い勝手のある機能を持った時計ですが、実際には、気分で好きなタイムゾーンを選んで表示させ楽しむといった楽しみ方もありかと思います。タイムゾーンは10時位置のリューズでカチッ、カチッと切りかえますが、ある雑誌に、タイムゾーンを次々に切り替えるのは、地球儀をくるくる回して世界一周を楽しむ感覚と似ているという記事がありました。使い方、楽しみ方は自由です。
何より機能から生まれた時計の顔が良いですね。歴代のモデルと比べると近年はこのモデルに限らずダイヤルのボンベイスタイルという美しい曲線感が薄らいで平面チックな感じを受けるのが気になります。

歴代ジャガールクルト マスタージオグラフィーク。
4gio.jpg

Pocket

水に強くて、オシャレなストラップ、BIKING(モレラート)

Pocket

biking_01.jpg
表面にカーボンファイバーの模様のラバー素材を使ったモレラート社のバイキング。やわらくフィット感も良好です。ゴムぽっく見えないところがいい感じです。
サイズは(ラグ幅mm/尾錠幅mm) 18/16  20/18 22/20 24/22 とラインナップされています。スポーツタイプの時計なら特に似合います。そうじゃないモデルをちょっとスポーティーなティストに変身もありです。夏の汗対策、軽量化、お手軽なイメージチェンジにオススメです。
biking_02.jpg
ウラ側の素材は、汗に強い合成皮革ロリカ(LORICA)が、ステッチの色に合わせて使われています。
pacfic_biking.jpg
チュチマのダイバーズ パシフィックオートマチック・カーボンファイバーダイヤル(ref:677-05)SSブレス仕様にバイキング グレーステッチ(22-20)を合わせてみました。

Pocket

新キャリバーH31搭載、ハミルトンパイオニアオートクロノ。

Pocket

DSC_0473_034_1.jpg
パワーリーザーブ約42時間から60時間に改良された新キャリバーH31を搭載したパイオニアオートクロノです。H31はETA(VAl7753)をベースに開発されたキャリバーで、ETA7753が搭載された他ブランドの価格は、7750よりも高めだったりするし、今回のハミルトンH31搭載モデルは、他社も羨む価格設定になっているのではないでしょうか。
パワーリザーブとは100%ゼンマイが巻かれた状態から自動巻き時計を腕から外して放置して作動する時間です。長いほうが、色々とメリットがあります。ゼンマイのトルクの安定したところで使う確率が高くなる、逆に言うと、残り10%のようなトルク・精度が不安定になりがちな状態での使用確率が減ります。60時間あるということは、金曜の夜に外して、3日目の月曜の朝まだ作動しているということですね。
pioneera_chrono.jpg
外観はコインエッジのケース、大きめのリューズ、夜光針、ストラップとクラシックなアヴィエーションスタイルで統一、ダイヤルカラーは、光でシーンが出るモダンなグレーに仕上がっていてこの組み合わせがオシャレです。
また、グレーダイヤルにブラウン系のストラップの組み合わせって、ソフトな感じで合わせやすくオシャレなんですね。
7753ベースですから、カレンダーの早送り調整は、ケースサイド10時位置のコレクターボタンで行います。ケースバックはスティールバックで磁気帯に強い仕様になっています。10気圧防水。
オシャレで実用的なクロノグラフです。
SOLD

Pocket

ゼニス クルトシャッフォー based on Cal:410〜販売後も心に残る時計たち..

Pocket

2011ks_01.jpg
クルトシャッフォー氏は1935年チューリヒ生まれの時計師でありムーブメントをスケルトン加工しエングレーブする職人。画像のクロノマスターは、彼が1980年独立し工房を開いてからから18年後、64歳の時の作品になります。日本で1999〜2000に発売されました。

このモデルが国内発売される以前に二玄社から発売されていた時雑誌インターナショナルリストウオッチ(日本語版)にクルトシャフォー氏が紹介されていました。そこには、美しい作品の写真と気に入ったキャリバーにしか加工を施さない職人気質の人で、クロノグラフでは、ゼニスのエルプリメロcal;410とフレデリックピゲFP1185のみしか加工しないとか書いてあったように記憶しています。世の中には変わった?凄い人がいるものだと気になっていました。その1〜2年後にその時計に携わることが出来るとは全く思っていませんでした。
続きを読む

Pocket

アランシルベスタイン KLUB SMALL 33mm

Pocket

ks12_02.jpg
アランシルベスタインのクラブスモールが入荷しました。クラブの歴史を紐解くとアランシルベスタインデビューの年1987年にさかのぼります。その後、クラブ2,クラブドラゴンと続き….1999年にサファイアガラスに筆記体で文字を描いたクラブクラシックというモデルが発売され話題を呼びました。(この筆記体の文字のデザインはその後ベーシックにも採用されました。)翌年にダウンサイズしたケースサイズ33mmのクラブスモールが発売されました。今回入荷したのは、このクラブスモール。ケースサイズ33mm。パーフェクトカタログではこのクラブスモールの針は、シルバーの細いものになっていますが、今回入荷したクラブスモールはお馴染みの3カラーになっています。今回の入荷分だけだとしたら非常にレアなクラブスモールということになります。現在では、アランと言えば、この3色の針に定着した感があるので、アランらしい感じがします。
続きを読む

Pocket