シンプルなデザインのクォーツモデルの新作、ジャズマスタージェントブレス仕様が入荷しました。ありそうでないシンプルで高級感を出すクォーツモデルです。
ポリッシュとサテンのコンビネーションが綺麗なケース、丁寧に面取りされた滑らかなブレスなど機械式モデルと同じクォリティです。クォーツモデルでもハミルトンの高いコストパフォーマンスを感じます。
適度な重量感、丁寧に仕上げられた高級感溢れるブレスです。この辺の作りの旨さは国産の上をいく感じです。機械式が苦手な方で、国産では気に入ったデザインが見つからないという方にはオススメです。
先日もブログに書きましたが、スタイリュッなモデルですが、ケースバックはスクリューバック式が採用されています。汗かきの方も安心です。
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リューズLOCKがキモ、カーキネイビー オープンウォーター。
新作カーキネイビー オープンウォーター シリーズの第一弾、42mmブラックダイヤル ブレス仕様 H77605135が入荷しました。機械式自動巻きムーブメントはパワーリザーブ80時間を誇るH-10。
このモデル(シリーズ)のデザインのキモにもなっている、潜水艦のハッチからインスピレーションを得たというネジ込みキャップ方式のリューズロック。機能的で、何よりデザインのキモになっています。
潜水艦のハッチを彷彿させるオリジナルボックスも格好いいです。
ハミルトン カーキネイビー オープンウォーターH77605135
ピンクダイヤルがお洒落な レイルロードレディの新作。
裏蓋の留め方にみるハミルトン ジャズマスターの進化。
シルバーダイヤルにピンクゴールドPVDのベゼル、クサビのインデックス、針が印象的なモデルです。ケースサイズは40mm、ムーブメントはクォーツです。12時のマークがハミルトンのアンティークにもみられるクラシカルなパターンになっています。
マークが変わっただけの新作!?って声が聞こえそうですが、いえいえ、うらを返すと地味ですが、ハミルトンのコスパを見せつける、そして長く使うにはとても良い進化が見られます。
それは裏蓋の留め方です。
裏蓋を留める方式は、「食いつきで留めるタイプ」、「何本かのネジで均等に裏蓋に圧をかけて留めるタイプ」、「裏蓋自体をねじ込んで留めるスクリューバック式」がありますが、この時計に採用されているのは、スクリューバック式、ネジ込み式です。そのメリットは一言で言うと「汗に強い」です。防水性、耐久性の点で一番有利と言えます。この先、電池交換の際に何度か裏蓋を開け閉めを考えるとより安心です。
毎日のご使用、汗かきの方で、防水性が必要だが、時計が厚くなるのがイマイチという方にはオススメです。
店頭で使い込んだ古い時計を電池交換する際、裏蓋がスクリューバック式だとホッとします。食いつき式だと裏蓋とケースの僅かな隙間に汚れびっしり付着していたり、場合によっては腐食していたり。ネジ式だと小さいネジが毎日の汗で汚れが付着、場合によっては腐食して外れにくかったりとか、最悪ネジが折れたり、もっと最悪であるネジ穴の腐食の心配もあります。その点スクリューバックは工具さえしっかりしていれば安心です。
スクリューバック式は防水性の高いスポーツタイプに良く採用されてますが、ジャズマスターのクォーツモデルのような薄型モデルでの採用は比較的少ないです。汗に強いスクリューバック式を採用しながらジャズマスターの薄型デザインはキープされています。
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機械式のストップウォッチといえばミネルバ。
ミネルバ社の既に生産終了されているストップウオッチ(60分計 積算付き)Ref:441601Fです。機械式手巻です。ミネルバ社のストップウォッチは、ムーブメントにバネを使用した独特の構造でその耐久性が高く評価れていました。
記録を狙う必死な計測にはむいてませんが、アナログなコクのある時間を計る時に特に向いてます。たとえばドリップコーヒーの蒸らし時間とか、パスタの茹で時間、ボンドの接着時間……。あと、これは実際にあった話ですが、獣医さんがワンちゃんに麻酔をかける時にお使いになるのにご注文いただたことがありました。なんか優しい感じがしますね。きっともっとありあそうな感じですが、機械式のストップウオッチって何故無くなってしまったんだろうと思います。
ちなみにステンレスケースのストップウオッチってあんまりない気がします。デジタルになると何故かプラケースになるようです。
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愛すべきミネルバ社 〜備忘録を兼ねて
ミネルバ社は親子で会長、社長を務める家族経営の会社でした。聞くところによると最後は十数名の技術者で時計を生産していたようです。ここで紹介したストップウオッチも同社では有名だったですが、自社キャリバー、オールドムーブメントのデッドストックをブラッシュアップした腕時計が愛好家に絶大な支持をうけていました。ピタゴラスなんて響きにもっとしっくりする方も多いかと思います。その技術力に目をつけた某グループ企業がミネルバを買収して、一時は今まで作れなかったものが作れるとファンを喜ばせてくれたのですが、実際には製品が世にでることはなく十数名の技術者は結果的にすべて退社したと聞きました。買収元がミネルバの本当の良さ、技術者の気質を理解していたならこうはならなかっただろうと思います。仮にあの買収がなかったとしてミネルバ社が現在どうなっているかは知る由も無いですが、ほそぼそと生産を続けていたかもしれませんし、ひょっとしたらスイス生え抜きのマニュファクチュールとしてさらに活躍していたかもしれませんね。
何度かあります。物語を感じるお客様と時計の出会い。
HPに「Othe〜その他」というコーナーを設けたのでネタを考えていたら、ミネルバのストップウオッチが2つストックがあったことをふと思いだしました。商品を確認してHPに掲載すべく朝から写真を撮ってました。最もシンプルな「積算なし」と「積算計付き」の2つです。
自分が小学校の頃、体育の時間先生の首にぶら下がっていたのは、国産の機械式のストップウオッチだったように思います。短距離も特に長距離は苦手だったのでストップウオッチを見ると、走る前の憂鬱な気分を思い出します。今となっては懐かしい思いですが、そんな機械式のストップウオッチ、少し前に既に、前世紀の遺物と思われている存在です。でも良いんですよ色々と、なにしろ「あの時代のミネルバ製」でもあるわけですから….。
午後からアップする写真を選んでいたところに、わりと近くに住まれるお客様(男性の方)がご来店されて、「2万円位で時間が計れる時計何かない?デジタルでも良いんですけどね…」何やら華道で時間を計る必要があるらしい。条件に合う時計がなかったので、ダメ元で午前中撮影していたデジタルでもなく、予算オーバー(¥38,000)、しかも機械式である何一つ条件にあっていないミネルバをお見せしました。するとお客様はミネルバのスタートボタンを2〜3回押して、私の語り始めたウンチクを一切聞こうともせずに、値札を見ずにポケットから取り出した財布を開けてお札を全部出すというまさかの行動。「ね、ホントに全部でしょ、買えるかなぁ」と言いながら、そして笑いながら空の財布をわざわざ見せてくれました。二人で時計の横に重なったお札を確認してみると、1万円札が3枚、5千円札が1枚、千円札が3枚合計¥38,000-。「で、幾らですか?買えますか?」私は少し驚いて赤い紙製の超味のあるプライスタグを裏返してお見せしました。
こういう時計は、マニアの方がコレクターズアイテムとしてご購入に至るものと思っていましたが、この方は、決してコレクターでも機械式時計マニアでもございません。ご購入の後も、私が話そうとするミネルバの歴史や買収の経緯とその後、スプリングを使った特許の機械について全く耳を傾けず、落下防止におつけしたポケットウオッチ用の紐(何か落としそうな予感がしたので)を首から下げて、ミネルバを耳にあててコチコチの音を聞きながら「この音は良いわ、きっと寝れる」という言葉を残して去って行かれました。長い間ストックしていた時計ですが、行くべきところへ行ったのだと今も嬉しく思っています。
ポケットに入れるだけではありません。ティソ のポケットウォッチ。
ティソのポケットウオッチT82.4.402.12です。デッドストックというか少し古い在庫です。今回HPに「Other~その他」のカテゴリーを作ったので、掲載しました。この時計は47mmのケースにユニタス6497/Lepineが入ってます。もともとサイズが大気分、耐久性と精度がありポケットウオッチに搭載されるとさらに価格も押さえられてお値打ちなキャリバーでした。イタリアの大型腕時計の手巻きモデルに搭載されたときは、腕時計にも使うんだと少し驚いた記憶があります。昨今、腕時計の需要が関係したのかユニタスの価格も高騰したようですが、このポケットは、当時の価格です。
このモデルは、蓋とかついていなくて、リューズ位置が12時にあるポケットウオッチとしては最もベーシックなスタルで、壁に掛けたり、スタンドに吊るしたり色々と楽しめます。
只今、写真のドーム型ポケットウオッチスタンド(ベルジョン製)が付いていますよ。このスタンドは、時計職人が修理完了したポケットウオッチのランニングテストに机の上で使ったもののようです。
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