C 店頭編」カテゴリーアーカイブ

IJT 28th国際宝飾展に行ってきました。

Pocket

28thIJT
 昨日、1月23日〜26日まで東京ビックサイトで開催れているIJT 28th国際宝飾展に行ってきました。西日本は大雪のニュース、わが北陸も帰りを心配するくらい大雪でしたが、東京は快晴でした。
28th国際宝飾展
昨日は開催2日目、会場の雰囲気はいつもと変わらず国際色豊かで賑わってましたが、ブースによっては黒山のところもあれば、閑散のところもあるといった感じです。(黒山のところって、やっぱおばちゃんバイヤーが多いんですよね。)今回もお目当てのブースを(何度も)まわり、それなりに思惑通りの買い付けが出来たと思います。受注から製作に入るものもあり、入荷次第順次店頭に並べていきたいと思ってます。またこちらの方でも、少しづつご紹介させていただこうと思ってます。

この展示会は国内最大級の規模で、各メーカーのブースを見て回るだけでも、トレンドや適正価格など効率よく把握することが出来る良い機会だと思っています。また海外から出店してるブースでは、 普段目にすることはない超高額なもの、巨大なもの、超レアものが展示されたりして目の保養をさせてくれます。

展示ブースの前を一旦は通り過ぎたのですが、「おゃ?」となんか気になって戻って良く見てみたら、これでした。オーラを放ってたんでしょうかねぇ。撮影しても良い?と聞いたらインド人が笑顔でOKしてくれました。トラピッチェエメラルドのイヤリングです。

トラピッチェエメラルド

トラピッチェ エメラルドは、6方向、放射状に模様が現れるエメラルドで、全体のエメラルドの1%しかないとも言われています。自分の中では、どちらかと言うと美しさからのジュエリーとしての需要より希少性でコレクターズアイテムとしてイメージが強い宝石でした。以前、宝石の鑑別書を作る仕事をしていた時は、今より結構いろんな石を見る機会に恵まれていましたが、その時でも仕事としてこれを、見た(鑑別した)ことはありませんでした。ただその会社がサンプルとしてコレクションしていたのでルース(裸石)の状態のトラピッチェエメラルドを社長に「こんなの見たことある?」って一度だけ見せてもらったことがありました。その経験があったので、今回目に止まった次第です。
会場で見たのは、ジュエリーとして出来上がったもので、しかもイヤリング。よく同じサイズで色味が(写真は光線の加減で明暗がでていますが)そろったものだと思いました。撮影をOKしてくれたインド人はとても自慢げでした。

もう一つ、展示会場のある一角に、ジュエリーというより、「石〜パワーストーン」のエリアがあります。自分は勝手にカオスエリアと読んでますが..中国のブースだったと思いますが、「隕石特価」と書かれていました。こちらも撮影の許可をもらいました。
メテオストーン
これは、「カンポ・デル・シエロ」だそうです。2個並んでいました。どちらも10kg以上ありました。所々に穴があり金属的な黒光り、担当の人が、「持ち上げてみて」というので、つい石の感覚で持ち上げようとしたら、持ち上がりませんでした。まさにこの世のものと思えぬ塊でした。こんなの空から落ちてきたら…..^^;
広い会場で、歩き疲れますが、やっぱり興味深い催しです。

Pocket

2016秋のIJT(国際宝飾展)に行って来ました。

Pocket

秋のIJT
26日、パシフィコ横浜で開催中の秋のIJT、国際宝飾展に行って来ました。
1月の東京ビックサイトで行われる国際宝飾展は何回か参加していましたが、
秋の宝飾展、ビックサイト以外の会場は初めてです。

ijt_2016_autumn02
東京ビックサイトと比べると、海外メーカーや工具関連が少なく、一般ジュエリーアイテムに絞った感じで、ギフトようジュエリーを探しにいった自分には、かえってゆっくり見ることができて、来てよかったという感じでした。

ijt_2016_autumn03
最近NHKでも、日本の養殖真珠が、海外(オーストラリアなど)の強大な規模の養殖真珠に脅かされているという特集番組が放送されていましたが、海外の「白蝶貝」で養殖されるものと国内での「アコヤ貝」で養殖されるものでは、「サイズ」、「色」が異なります。写真の大きなものは、海外のいわゆる南洋玉、白蝶貝によるものです。大きいですね。日本のアコヤ貝がつくつる真珠にはこんなサイズはありませんが、和玉独特のオリエント効果があり、(特に質の高いものに)別の魅力があります。

この日本のアコヤ貝がつくつる養殖真珠を最近、中国人バイヤーが大量に買い続けていて、国内真珠市場に影響がでているという話を業者さんから聞くことがありますが、展示会場で見た限りでは、そこまで品不足になっている感はなかったですが、実際に中国人バイヤーがテーブルに大量の真珠を集めて商談している光景は目にしました。

img_1706
まあ、商売と関係なく色々なものを見ることが出来るのも展示会の楽しみの1つです。
そういう意味では、こういうのも売られていました。もともと水晶系は、宝石の中では、安い物なのですが、チップ状態でもお金になるということなのか….この状態のものを、どんな人がなんのために買われるのか私には分かりませんでした。

img_1714
これはアンモナイトなどの化石です。化石はジュエリーではないと思いますが、これが得意なお店もあるのでしょうか?そう言えば、宝石鑑別の勉強していた時に同じ教室に、化石コレクターの方がいたことを思い出しました。水晶のチップや化石、面白い使い方、アイデアが思いついたら、次回挑戦してみようかと思いますが……^^;

とは言え、目的はだいたい達成できたので、今日からぼつぼつと買い付けた商品を整理したいと思います。帰宅して装着していた腕時計、カイラッシュの万歩計をみたら、普段は絶対超えることがない10,000歩を超えていました。

Pocket

ご愛用風景。ハミルトンカーキネイビーオープンウォーターチタニュウム。

Pocket

相模原在住のT.Nさんから、ハミルトンカーキネイビーオープンウォーターチタニュウムのご愛用風景画像をいただきました。マリーンレジャーシーンにはぴったりですね。

ハミルトンカーキネイビーオープンウォーター着用風景

ハミルトンカーキネイビーオープンウォーター着用風景

Pocket

100円のマクロレンズを使ってみました。

Pocket

DSC08541
100円ショップで売られているマクロレンズが結構良いと聞いたので、早速買いに走って試してみました。

DSC08542
クリップ式になっていて簡単に、ザックリレンズに装着ます。写真にはありませんがレンズキャップも付いてました。

IMG_1434
被写体には結構近づきます。
IMG_1446
カメラは極力、ブレないように注意、タイマーも有効かも。
IMG_1453
IMG_1438

IMG_1458
左が、レンズなしですが、このくらいの倍率です。お買い物ついでに見つけたら買っておいても良いかもですよ。携帯してると、思わぬ傑作が生まれるかもです。展示会とか外出先なんか機会があれば使ってみようと思います。なんといっても手軽です。

Pocket

何度かあります。物語を感じるお客様と時計の出会い。

Pocket

minerva

HPに「Othe〜その他」というコーナーを設けたのでネタを考えていたら、ミネルバのストップウオッチが2つストックがあったことをふと思いだしました。商品を確認してHPに掲載すべく朝から写真を撮ってました。最もシンプルな「積算なし」と「積算計付き」の2つです。

自分が小学校の頃、体育の時間先生の首にぶら下がっていたのは、国産の機械式のストップウオッチだったように思います。短距離も特に長距離は苦手だったのでストップウオッチを見ると、走る前の憂鬱な気分を思い出します。今となっては懐かしい思いですが、そんな機械式のストップウオッチ、少し前に既に、前世紀の遺物と思われている存在です。でも良いんですよ色々と、なにしろ「あの時代のミネルバ製」でもあるわけですから….。

午後からアップする写真を選んでいたところに、わりと近くに住まれるお客様(男性の方)がご来店されて、「2万円位で時間が計れる時計何かない?デジタルでも良いんですけどね…」何やら華道で時間を計る必要があるらしい。条件に合う時計がなかったので、ダメ元で午前中撮影していたデジタルでもなく、予算オーバー(¥38,000)、しかも機械式である何一つ条件にあっていないミネルバをお見せしました。するとお客様はミネルバのスタートボタンを2〜3回押して、私の語り始めたウンチクを一切聞こうともせずに、値札を見ずにポケットから取り出した財布を開けてお札を全部出すというまさかの行動。「ね、ホントに全部でしょ、買えるかなぁ」と言いながら、そして笑いながら空の財布をわざわざ見せてくれました。二人で時計の横に重なったお札を確認してみると、1万円札が3枚、5千円札が1枚、千円札が3枚合計¥38,000-。「で、幾らですか?買えますか?」私は少し驚いて赤い紙製の超味のあるプライスタグを裏返してお見せしました。そこには¥38,000-のプリント。心のなかで「ブレインダイブ」とつぶやきました。あっ消費税….とよぎりましたが、この流れでそれは野暮だと思いました。

こういう時計は、マニアの方がコレクターズアイテムとしてご購入に至るものと思っていましたが、この方は、決してコレクターでも機械式時計マニアでもございません。ご購入の後も、私が話そうとするミネルバの歴史や買収の経緯とその後、スプリングを使った特許の機械について全く耳を傾けず、落下防止におつけしたポケットウオッチ用の紐(何か落としそうな予感がしたので)を首から下げて、ミネルバを耳にあててコチコチの音を聞きながら「この音は良いわ、きっと寝れる」という言葉を残して去って行かれました。長い間ストックしていた時計ですが、行くべきところへ行ったのだと今はとても嬉しく思っています。こんな物語を感じるお客様と時計の出会いは長い間に何度か、立ち会った気がします。というわけで、近日中に、もうひとつの積算計付きのほうをアップしようかと思います。

ミネルバ ストップウオッチ

ミネルバ 積算計付きストップウオッチRef441601

Pocket

抜けなっくなったリング、最終手段。

Pocket

ring_cutter_03ring_cutter_02
毎日装着しているリングが、初めの頃は、頑張れは抜ける状態が、気がついたらどうやっても抜けなくなってしまった。その状態で、店頭に来られる方が、おられます。抜けなくなってしまった原因には、重いものを持ったり、自転車やバイクでの急ブレーき、車のスライドドアに挟まったなどのリングの変形があります。また体調の変化によるむくみ。抜き方にも多少コツがあり、経験上、それなりに心得ていますので、店頭でなんとか抜ける場合が多いです。ただこれは無理という場合もあります。その時は、リングカッターでリングを切断します。

ring_cutter_01
リングカッターは、こんな感じでセットして円形の歯を回して切ります。数秒です。ほとんどの方は、もっと早く来ればよかったとおっしゃいます。ring_cutter_04
リングカッターで切るとこんな切断面になりその後の修理、復帰に何かと有利です。
ring_cutter_05

先日持ち込まれたリング、ご家庭でペンチで切っちゃったようです。窮屈な状態でペンチでカットすると指を切ってしまう場合もありとても危険です。またリングの切り口が潰れてしまって、修理代がかさみます。絶対にやらないほうがいいです。緊急事態になる前に、ちょっとやばいかなという場合はお早めに、ご相談ください。

Pocket

第27回国際宝飾展/IJT2016に行ってきました。

Pocket

規模が大きいこと、これに向けて各メーカーが新作を発表してくるなど、会場を効率よく回ることができれば、目新しいアイテム、自分にあった仕入れ先を見つけるには便利な機会だと思ってここ何年かは毎年初日に参加しています。また製品だけでなく、工具・機材メーカーも最新の製品を展示、デモをしているので、こちらのほうも個人的に楽しみにしているブースです。
ijt2016

開場前の受付ロビーは例年通りバイヤーで混雑していましたが、今年はアジア、特に中国の人が増えている印象を受けました。写真の「海外有力バイヤー」という日本語のプラカードは朝から、ちょっと笑ってしまいましたが、中国からのバイヤー招待も主催者側からした今や必要不可欠なご時世なのかもしれません。スイスの時計メーカーでも中国市場を重視しているところは、本来のティストと異なったモデルをラインアップに加えているようです。ジュエリーの場合、ティストもそうですが、価格の高騰が懸念されます。ほどほどにして欲しい感はありますが….、まぁ現状は、心配無用と見ていますがどうでしょうか。

肝心なジュエリー買い付けの方は 気に入ったデザインのものを、何点か納得できる価格(これが肝心)で買うことが出来ました。入荷したらこちらのブロ グで、徐々にご紹介させていただくつもりです。
機材メーカのブースの方では、ジュエリー用の溶接機や3Dプリンターなど最新のものが並んでいました。今年は、ジュエリーようのアーク溶接機が気になりました。少し練習が必要みたいですが、色々と使えそうな気がしました。今すぐどうこうというわけではありませんが、もう少しコンパクト化されて価格が手頃になればメンテナンス、サービスのクォリティアップにつながるので、導入もありかと思った次第です。

東京から帰りの東海道新幹線では、品川駅を利用することが多いです。東京駅より品川駅のほうが、こじんまり感があって私には待ち時間も楽しめます。昨日は、お気入りのお店でパンとチーズを買って列車に乗り込みました。前日の雪が少し残っていて、風が冷たいくはありましたが、青空の快晴の東京でした。

Pocket