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JLCマスターウルトラスリム34mm(cal;849)〜時計が教えてくれるもの

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今回のマスターウルトラスリム34mmは現行モデル。ご注文いただいた時のお客様からの言葉と納品後頂いた言葉が素敵で心に残ったもので掲載させていただきました。
 最初は、このモデルにお決めになられた時の言葉。
 「定年ということで会社の中でラインを外れたものですから
  日付なし、秒針なし、分刻みもアバウト?な時計を身につけ
  今までと異なる時間感覚を持ち周囲を見たい、と思っている
  次第です」
 
 たしかにウルトラスリム34mmは分の刻みはなく究極のシンプル。
人生には、自分の時間の単位が変わるときが何度かあるようです。それが人生の節目というものなのか。
そして、納品後にいただいたもう一つの言葉は、
 「あらためて眺めると、
 時間の進みを分針の微かな動きで知るのですが、
 あ?動いてる、とわかるのにちょっと時間がかかります
 このゆったり感をこれから大事にしていきたい、と思ってます。」
 あたりまえですが、秒針があっても、なくても長針(分針)は、ゆっくり動いています。でも自分の時計の分針の動きをじっとみたことのある人はどのくらいおられるでしょうか?
…..「今までと異なる時間感覚を持ち周囲を見たい」….
 これから、今までと同じ日常のなかでさえ、分針の動きを確認されたように、新たな発見・感動・出会いが待っているに違いありません。
良い時計には、大切なことを教えてくれる力があるんですね。
この仕事やってて良かった。
ありがとうございました。

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最近のお客様からいただい深いイイ言葉。

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 過去を振り返っても、お客様からいただいた一つの言葉が、自分にとっていつまでも心に残る言葉だったり、やる気を起こさせていただいたり、時には取り扱いブランドまで影響することがあります。
 先日、ノモスの時計をオバーホールでお預かりしたときに、ストラップが傷んでいたようだったので、交換は如何しましょうかと伺った時、そのオーナーからの返答。
「ストラップは時計本体の細かいキズも併せて仕事をした
証ですので、このままで行きたいと思っています。」
 
時計は「相棒」だと言い切り、いっしょに仕事の目標に望むという方。
その方が、先日の日経新聞で自分と同じく、時計を「相棒」と読んでいる人がいたと切り抜きを、送ってくいただ。そして下記の言葉を頂いた、
「そんな相棒達を取り扱う仕事は凄く素敵な仕事だと思うので正直に末永くいい仕事をして時計の良さを世の中に広めて下さい。」
 いづれも時計に対するオーナーの思いが伝わってくる言葉、時計屋をしていて味わえる貴重な体験だと思っています。感謝。

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嬉しいプレゼント^^.

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コレクターではありませんが、チョコレートやミントキャンディー等の缶でクラシックなロゴや缶の形に合わせたロゴのデザインが気に入ると捨てられないのです。何かを分解するときのビスや部品を入れたりするのにも重宝してます。
以前、それらの缶をご覧になったお客様が、今日ご来店の際に、これ差し上げますと、思いがけないプレゼント!その美しいオーバルの形、クラシックなフォント、一目で気に入りました^^.。コレクションの場所に置いたらいきなりこれが存在感が大というか…親分、ボス的存在になりましたね。オーバルの形にシンメトリックにデザインされたレイアウトが綺麗です。この缶には、ビスとかは入れずにHERSHY’Sのキスチョコレートを買ってきて入れようと思います。
いつかハミルトンのアメリカンクラシックのコーナーの小物として使ってみようと思います。

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パーフェクト!メモボックス インターナショナルPG。

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マスターメモボックス インターナショナル ピンクゴールド世界限定250本です。プレSIHHで一番気になったモデルだったんですが、実物が入荷して、手にとってみるとその美しさ、ピンクゴールドとブラックダイヤルのコントラストが醸し出す高級感に吸い込まれそうな印象でした。ズシッとくる重量感、ちなみに体重測定の結果は138.5g。

「販売日誌」
大阪在住のお客様からこの時計を見てみたいとお電話をいただきました。ちょうど大阪に私用があったので日時、場所をお約束をして、時計をお持ちしお会いすることになりました。お客様に指定いただいた梅田のホテルのロビーで待ち合わせして、近くのティールームに移動、そこで商品をご覧頂きました。
商談はスムーズに進み商品もご満足いただけたようで無事取引完了となりました。実は、商談中、隣のカップルが、こちらが気になるようで、(会話が耳に入る距離でした。)ちらちらと視線が気になりました。テーブルにピンクゴールドにブラックのコントラストのメモボックスは、結構な存在感ですから気になってもしょうがないです。聞かずとも耳に入るカップルの会話は自然に時計に関する話になっていたいたようです。男性にしてみれば、彼が時計について詳しければ、良い展開、あまり詳しくなければ、こいつら余計なことを….という感じだったと思います。連発する女性の時計に関する質問に、男性は、少し見えをはって頑張ってる答えていました。それが商談中も気になって、ツッコミを入れたい時もありましたが、もちろん聞こえないふりをしていました。あの後、彼は彼女の心をゲット出来たでしょうか。もし、そうでなかったら、申し訳なかったです。

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日帰り奈良、歴史探索ミニトリップ。

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昨日の定休日、奈良国立博物館で開催されている大遣唐使展に行ってきました。
 奈良へは、京都で「雷鳥」から「みやこ路快速」に乗り換えます。出発してから約2時間15分位で到着。JR奈良から会場へはせっかくなので徒歩。国立博物館の周辺は、東大寺の近くということもあり、平日にもかかわらず多くの人で賑わってました。でも会場に一歩足を踏み入れとそこは打って変わって静かな空間。順路を進むうちに、歴史のお勉強はとりあえず…..、ということにし、ここは作品として楽しませてもらおうではないかと….そう思った瞬間、なんか仏像がとてもユニークな造形に見えてきました。すいません。見ていて飽きないし、ピカソもびっくりだなぁって思った次第。(あ〜来て良かった思った瞬間でもあります。)
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 会場を後にし、ランチ、(お約束の)南大門、大仏殿を見て、最後にリニューアルされた興福寺国宝館に足を運びました。こちらは国立博物館と異なり、入り口から館内まで修学旅行の学生で、大混雑。
こちらの展示品も圧巻でした。なんといっても阿修羅像が露出展示されてます。その美しさに感動していると、横にいた家内が像の右下の説明に身長153.4cmと記されているのを見て、「私と同じなんだ」と意味不明な発言を嬉しそうに…。その場が、混雑してきたので、またゆっくり来ますと心に誓いながら、ふと横を見ると流れる人混みの中で、立ち止まり阿修羅像に手を合わせている男子中学生あり、彼は真剣そのもの。これが仏像のオーラというものでしょうか。
阿修羅像の前では毎日きっと色んなことが起きているに違いない。
  さっき興福寺のホームページをみたら、「阿修羅像のファンクラブ」会員募集を開始とありました。^^; ファンクラブか……これがブームというものでしょうか。
それにしても凄い人気のようです。
 
 国立博物館から出てすぐ、こんなレトロで素敵な消火栓を発見しました。…重要文化財でも国宝でもないけれど、これも良いなぁって思いました。しかもきっと現役なんでしょう。
歴史ある奈良の懐の深さを感じつつ、大満足で日帰りトリップの帰路についた次第です。
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ドイツエアマン入魂の時計。

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 この時計を最初見たときの感動は今も覚えています。歴史あるラコーの復活とともに、世界で75本発売された時計。直径55mm、ドイツ空軍のエアマンウオッチをストラップ、までほぼ完璧に復元、ムーブメントは当時のパーツを約80%使用してラコー社の復活の意気込みを感じさせた。(その後のラコーはどうしたことか…..)うちでは一番大きいリストウオッチとして、見る人を驚かせてていました。先日、ドイツ時計好きの方に嫁ぎました。時計がパイロットの命を守る役割をしていた時代、その時間を伝える責任感が裏蓋をあけた時、金色のムーブメントからひしひしと伝わりました。この時計の魅力はここにあり。手にしたときの丸いケースの金属の冷たさ、重量感、ストラップの革の香りまで…心に残ってます。

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華麗なる演出、クロノファイターRACトリガー バックインブラック

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以前からクロノファイターファンのお客様からオーダー頂いた クロノファイターRACトリガー”バックインブラック”、世界限定100本なので、入荷を心配しながら代理店、担当者に問い合わせたところ、ちょど国内入荷したところということで、タイミング良く納品することができました。このクロノファイター、スプリットセコンドクロノグラフにパワリザーブインジゲーターを持ちます。
スプリットセコンドクロノグラフは本来ラップタイムや2つの速度の計測を目的としますが、機械式の場合、なんと言っても、針の動きや、操作感が魅力です。
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心憎い演出は、クロノグラフをスタートさせてスプリットボタンを押した瞬間にあります。
通常時は、カラーを最小限に抑えたダークな世界(写真左)、クロノを作動させて、スプリットボタンを押すとグレーのクロノ針の下から赤いクロノ針が表れ、その瞬間雰囲気を一変します。(写真右)ブラックの基調のデザインはこの瞬間の為かと思える程。針が割れるように見えるので”割剣”とも呼ばれるいわれでもある瞬間ですね。
もう一度スプリットボタンを押すと赤い針は、先に進んだクロノ針を追いかけてその針の下に隠れて計測を続けます。(もとのさやに帰るわけです)2つのクロノ針を別々に止めて、それぞれをリセットさせることも出来ます。ロゴ下のパワーリザーブインジゲーターもさりげなくて良いですね。
SOLD OUT
機械式クロノファンにはたまらないこのスプリットセコンド機能を持つクロノグラフは、今年ゼニスからもエルプリメロ・ラトラパンテ( cal:4026)が登場します。10ビートのスプリット、こちらも楽しみです。

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