届いた、アランシルベスタインの資料。

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お客様から、片付けをしておいたら、アランシルベスタインの1998年頃の資料が出て来たので、良かったら送りましょうか?とありがたいご連絡いただきました。アランシルベスタインはブランドの性格上、カタログや資料も保存していますが、全てがあるわけではないので、是非ともとお願いいたしました。雑誌インターナショナルウオッチ(1998年NO.18)の記事、ヴィンテージウォッチ3rdのインタビュー記事の中刷りと1998年のカタログでした。どれも見覚えはありますが、無くなっていたので(懐かしい)、非常に助かりました。ご興味ある方は、店頭でご覧下さい。他にも私が保存している初期の資料もございます。
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まるで新品の状態で保管されたデッドストックのようなモデル。

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お客様からご注文いただいて入荷したMEMOVOX TRIBITE TO DEEP SEA,日本では何故か、メモボックス・アラームと呼ばれます。1959年のモデルの復刻ということで959本の限定。
60年代の各社のスポーツウオッチに見られた特徴的なストラップも復刻されているなど随所にストイックなまでに復刻にこだわったところが見受けられます。たとえば同社のアラームウオッチは90年代にレベイユとして復刻された時にアラーム音がベル音になりましたが、このモデルのアラーム音は、当時の音「ガ〜」です。
そして
専用BOXも当時の作り、仕様が再現されています。アンティークウオッチにオリジナルボックスが付いていると、コレクションの価値があがりますが、このボックスに収納されたメモボックスアラームを見ていると、まるで新品のまま保管されたいたデッドストックに会えた気になりました。
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SOLD OUT

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ネジ込み式ロックを持つ防水の時計。

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防水性モデルで、使用されているねじ込み式ロック、このロック方式は、ネジ溝に摩耗、損傷があると規定の防水性が確保できなくなります。(閉め忘れは問題外です^^:)リューズ側のネジ山に問題がある場合は、リューズを交換のメンテナンスになりますが……
今回コンプリートサービスでお預かりしたハミルトンH776550は、ハミルトンカスタマーズサービから、ケース側のリューズ固定チューブのネジ溝の損耗のためミドルケースの交換という見積もりが出ました。コンプリートサービスにミドルケース交換代金が加算されユーザー様には予定外の自体になりました。このモデルは、20気圧防水でネジ込み式ロックのリューズが3つありその内の一つに問題がありました。

さらにコメントとして

「パーツは、スイス発注となり、入荷作業期間を含めて2〜3ヶ月を予定していますが、(部品)在庫状況、代替部品での入荷、部品製造中止等で内容、期間を変更させてて頂く場合があります。」
とありました。進行のご了承を頂き、約2.5ケ月を要し、幸い代替部品、部品製造中止の事態にはいたらず昨日出来上がって来ました。
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メーカー修理の場合、交換した古いパーツは、偽造防止のため返してくれないいケースが殆んどなのですが、今回交換したインナーケースが戻ってきました。見積もりにはインナーケースと書いてありますがそれは、裏蓋以外リューズを含むケース全体でした。お客さまにとっては出費はかさみましたが、逆にパーツストックが、ある間に、防水性が完全に復帰した修理が出来て、良かったと思います。今後も、安心してお使いになれます。

今回ここに、この事例を上げさせていただいた大きな理由の一つに、添付されていた伝票に下記のようなコメントがあり、ネジ込み式ロックモデルお使いの方に是非お伝えしたかったからです。ご存じの場合でも、つい、やってします場合がありますので。

「(前文省略)〜リューズのネジ込みは、まっすぐに、そして途中で違和感が認められた場合には、一旦緩めた後、再度ネジ込み直してください。」
ネジ溝を損耗を防ぐために、大事に至らないために、覚えておいて損はないと思います。

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エルプリメロ ウインザー・ブルーブラックダイヤル。

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エプリメロ36,000振動クロノグラフ・キャリバーにアニュアルカレンダーを搭載したウインザーのもう一つのダイヤル、ブルーブラックが入荷しました。ブルーとブラック(どちらかというとダークグレー)の2トーンダイヤルです。インデックス部のブルーは光線によってシーンを出す感じ、センターのブラック部にはギョーシェが施されています。月・曜日・日の表示です。
アニュアルカレンダーは、4月・6月・9月・11月の月末は、31日もジャンプするようプログラムされています。ようするに1年で2月末のみ調整が必要ということ。このアニュアルカレンダーがエルプリメロ、クロノグラフとのコンビネーションと言う所が面白いというかゼニスならでは。デザインも良い意味でクロノぽくないので、クロノというより10振動のアニュアルカレンダーと考えても面白い時計です。もちろん、シースルーバックからの眺めはエルプリメロ、プッシュボタンでセンターのクロノ針は、スタート・ストップ・リセットです。
SOLD OUT

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時計の傷……メーターが教えてくれた、A Valuable dent(カーズ2より)

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突然ですが、カーズ2はご覧になりましたか?レッカー車のメーターが、ボディーの凹みの修理をすすられますが、この凹みには親友との思い出があるから、このままににしておくよ、これは貴重なんだ…..というくだりがあります。メーターは、親友がつけたキズを価値ある思い出として大事にしています。真の友情をうまく表現していると思いました。
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昨日、リングをクリーニングいしましょうと、お客様にお声をかけると「もう30年以上もつけてますから」っと外されたリング、それをよく見ると全体に傷が入り、うっすらと彫りの模様が見えました。もともとは全体に模様がエングレーブされていたリングのようです。以前なら、親切のつもりで、ここまで彫りが薄くなったら、さっとポリッシュして綺麗にしましょうか?というところですが、容易にポリッシュをおすすめする気になれませんでした。メーターのセリフのせいでしょうか。

自分の時計にも、思い出の旅行でついたキズがあります。
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スタイリストさんの目にかなった時計。

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搭載ムーブメント、ジャガー・ルクルト製751A/1は、28,800振動、自動巻き、39石、パワーリザーブ65時間。クロノグラフスタートボタンを押した瞬間に滑りだすクロノ秒針の動き出しは、垂直クラッチ方式を実感する瞬間です。リセットの瞬間と合わせてこのタッチが、クロノグラフファンにはたまらない魅力です。ブラックダイヤルのクロノグラフどことなくミリタリー感があります。

「販売日誌」〜2015年8月
東京在住の方から、メールをいただきHPでご覧いただて、すぐにでも現物を見に行きたいところですが、いかんせん福井は遠いので、すぐには…ということでした。丁度、某アフターサービスの職人さんが近々退社するということで、お世話になったといこともあり、ご挨拶に上京を考えてたのでその旨お伝えしたところ、そういうことならと、ご指定の場所(銀座でした)に時計をお持ちするお約束をしました。時計の方はお気にいり頂き無事お取引が完了しました。
実は、この方のご職業が、スタイリストさんで、これがきっかで、ブログを拝見するようになったのですが、こうしたら、おしゃれになるというより自分のような(若くない)ものがファッションで失敗しないコツを教えていただけるのでとても参考になってます。そう失敗はしたくないのです。たとえば、休日のカジュアル路線の時は、カジュアルすぎないように気をつける、ガラものは難しいから避けたほうが無難、何かキレイ系をひとつ盛り込む、ホワイトジーンズを活用する(これは出来てないです)など….。
この方のファッションに対するセンス、買い物に対する考え方を拝見するうちに、このモデルにたどり着いた理由が分かった感じです。

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OHで里帰り、スマイルディのファーストモデル。

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オーバーホール依頼で里帰りしたアランシルベスタイン ロンド スマルディです。2003年2月にお買い上げいただいた時計です。久々の対面ですが、いい顔してますね。
現在では同じみのスマルディ(曜日を顔の表情で表す機能)は、2001年に角型のペイブ、この丸型のロンド、から始まりました。その後スマイルディは、クロノB,クロノB2、ピクトなどにもついて、今ではアランシルベスタインのおなじみ、定番機能にもなりました。
この時のロンドは、クラブのケースのようで、この翌年2002年にロンドは現在のラグの無いケースで発表されます。このタイプのロンドスマイルディは最初の500本のみだったようです。スマイルディが丸顔(現在はオーバル)なのもこの頃の特徴です。
ちなみに、同時に発売された角型ペイブは、発売直後に、ブレスの装着のためケースの形状が急遽変更され、2つの形のペイブが存在しているのは意外と知られていません。結果、変更前のペイブは、今ではコレクターアイテムになっているようです。当店では、ケース変更前のペイブは、確か3本販売しています。スマイルディのファーストモデル、2001ペイブとロンドは、レアアイテムになりました。
その時は、気にならなかったことが、時間がたってみると、妙に気になってしまう、そんなところも熱心なコレクターを持つこのブランドの魅力の一つでしょうか。

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