C 店頭編」カテゴリーアーカイブ

スタイリストさんの目にかなった時計。

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搭載ムーブメント、ジャガー・ルクルト製751A/1は、28,800振動、自動巻き、39石、パワーリザーブ65時間。クロノグラフスタートボタンを押した瞬間に滑りだすクロノ秒針の動き出しは、垂直クラッチ方式を実感する瞬間です。リセットの瞬間と合わせてこのタッチが、クロノグラフファンにはたまらない魅力です。ブラックダイヤルのクロノグラフどことなくミリタリー感があります。

「販売日誌」〜2015年8月
東京在住の方から、メールをいただきHPでご覧いただて、すぐにでも現物を見に行きたいところですが、いかんせん福井は遠いので、すぐには…ということでした。丁度、某アフターサービスの職人さんが近々退社するということで、お世話になったといこともあり、ご挨拶に上京を考えてたのでその旨お伝えしたところ、そういうことならと、ご指定の場所(銀座でした)に時計をお持ちするお約束をしました。時計の方はお気にいり頂き無事お取引が完了しました。
実は、この方のご職業が、スタイリストさんで、これがきっかで、ブログを拝見するようになったのですが、こうしたら、おしゃれになるというより自分のような(若くない)ものがファッションで失敗しないコツを教えていただけるのでとても参考になってます。そう失敗はしたくないのです。たとえば、休日のカジュアル路線の時は、カジュアルすぎないように気をつける、ガラものは難しいから避けたほうが無難、何かキレイ系をひとつ盛り込む、ホワイトジーンズを活用する(これは出来てないです)など….。
この方のファッションに対するセンス、買い物に対する考え方を拝見するうちに、このモデルにたどり着いた理由が分かった感じです。

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若気の至ということで…..お許しを。時計にあった二つのサイン。

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昨日、ご年配のご夫婦が、写真の掛け時計をお持ちになれれて、ご主人様が、この時計の機械をいまの電池式のクォーツに変えることができますか?と言われた。
お話をお伺いすると、年をとったから、踏み台にのってネジをかけるのが、おっくうになった。20年位前、修理をした時に、次回の修理の際は、機械を入れ替える方法もあると、私から聞いたことを思い出したからとのことでした。「….う〜20年前か..覚えていない…。言ったかもしれない^^;」
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と心でつぶやきながら時計を見ると、ケースに色あせてはいるけど確かに中慶時計店の文字があるシール。祖父が販売したものか?
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お二人が、お帰りになったあと、外装についた汚れをタオルで拭き取ると、なんと「祝 結婚 昭和三十二年三月八日」の文字。これが、ご夫婦そろってお持ちなったわけで、クォーツになったとしても外装をなんとか残したかったわけですね。
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幸い機械のほうは、洗浄して注油したら調子よく動いてくれました。ホッ。洗浄では、黒い砂粒のような金属の粉が、いっぱい流れでました。時間の垢落ですね。
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表面に、自分のギターのお手入れ用に持っていたオイルを塗らさせて頂きました。機械オイルの香りとオレンジオイルの香りのミックスは、なんか癒される良い香りなので、ゼンマイを巻く作業をいくらか楽しくしてくれるだろうという願いを込めて。
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販売後も心に残る時計たち:マスターホームタイム(2004〜2009)

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マスターホームタイムは、2004年に発売されて生産終了の2009年まで、ベストセラーアイテムだったことは間違いありません。またデビュー当時は、同社の新たな展開を予感させるモデルでもありました。弊社のHPでもマスターホームタイムのクロコ仕様とブレス仕様は、定番でした。生産終了の案内を聞いて、ストックしたので、その後もHPには掲載することが出来ましたが、先日、最後のストックが嫁ぎ、今囘HPから姿を消すことになりこちらのコーナーでの登場になったわけです。

マスターホームタイムは薄くエレガントなマスターシリーズのイメージを、日常使いの現代的なイメージに変えたモデルだったと思います。シンプルなフェイスに実用的な機能をさらりと盛り込んだジャガールクルトらしさも持ちあわせていたモデルとしても心に残る時計です。シースルーバックから見えるムーブメントCal;975は、両もちのブリッジで見るからに頑丈そうで、このモデルで十分な精度を発揮して信頼を得て、現行ではレベルソスクアドラホームタイムに搭載されているCal977に継承されています。

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絶品のメロンパン発見。

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 昨日、岐阜県各務原市に行きました。前々から、存じ上げていた各務原市のパン屋さん”ぱんごころ”さんに行ってみたいと思っていたので、この機会に寄ってみました。。ホームページを見ていたのでお目当てのパンをチョイス、うぐいす金時、プレーンベーグル、メロンパン、バケットなど…。どれも美味しかったですが、メロンパンは特に好みにピッタリ。表面はカリッと香ばしく、中はしっとりふぁふぁ絶妙な甘さ加減、独特の香りがくせになりそうです。まさに絶品。近くであれば毎日行きたいパン屋さんです。
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各務原市内、名鉄各務原線、各務原市役所前駅の直ぐ側で、鉄ちゃんではありませんが、なんとか電車がお店の前を通過するショットを狙ったのですが、電車はそうタイミング良くはきてくれませんでとりあえず駅側からのお店の写真。お昼時ということもあってか、店内は、混雑してました。
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助手席にある焼きたてパンの香りの誘惑にもめげず、約2時間30分。持ち帰ったパン、特にお店一押しのデニッシュパンベースの”うぐいす金時”は家族に大好評でした。
おいしいパン、メロンパンを目当てに2時間30分走る日は近いか。
ぱんごころさんのHP

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ジャガールクルト マスタージオグラフィーク偏歴。

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ジオグラフィークは、1990年に初代モデルが発売され今回2011年のモデルで4代目になります。ケースサイズは前作よ若干小さくなって39mm。タイムゾーンで切り替える第二時間帯、パワーリザーブインジゲーター、ポインターディトという機能のコンビネーションは、そのままに、その時代で時代で、デザイン、サイズを変えながら今年で21年というロングシリーズになります。

そのデザインの遍歴は掲示板のほうにも書きました。
もちろん、GMTウオッチとしては、デビューから最強で、実用性があり、使い勝手のある機能を持った時計ですが、実際には、気分で好きなタイムゾーンを選んで表示させ楽しむといった楽しみ方もありかと思います。タイムゾーンは10時位置のリューズでカチッ、カチッと切りかえますが、ある雑誌に、タイムゾーンを次々に切り替えるのは、地球儀をくるくる回して世界一周を楽しむ感覚と似ているという記事がありました。使い方、楽しみ方は自由です。
何より機能から生まれた時計の顔が良いですね。歴代のモデルと比べると近年はこのモデルに限らずダイヤルのボンベイスタイルという美しい曲線感が薄らいで平面チックな感じを受けるのが気になります。

歴代ジャガールクルト マスタージオグラフィーク。
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ゼニス クルトシャッフォー based on Cal:410〜販売後も心に残る時計たち..

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クルトシャッフォー氏は1935年チューリヒ生まれの時計師でありムーブメントをスケルトン加工しエングレーブする職人。画像のクロノマスターは、彼が1980年独立し工房を開いてからから18年後、64歳の時の作品になります。日本で1999〜2000に発売されました。

このモデルが国内発売される以前に二玄社から発売されていた時雑誌インターナショナルリストウオッチ(日本語版)にクルトシャフォー氏が紹介されていました。そこには、美しい作品の写真と気に入ったキャリバーにしか加工を施さない職人気質の人で、クロノグラフでは、ゼニスのエルプリメロcal;410とフレデリックピゲFP1185のみしか加工しないとか書いてあったように記憶しています。世の中には変わった?凄い人がいるものだと気になっていました。その1〜2年後にその時計に携わることが出来るとは全く思っていませんでした。
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プラチナでも作ったんです。PT950 クロノマスターXXTオープンレトログラード

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パワーリザーブインジゲーターにレトログラード日付表示を持つエルプリメロcal;4023。このキャリバーが最初に搭載されたのはこのプラチナケースが最初で、その後K18ローズゴールドケースでXXTとTの2サイズで発売。ステンレスケースでは発売されませんでした。
このキャリバーはパワーリザーブインジゲーター針を中央の時針、分針、クロノ秒針と同軸上に持つcal:4021にさらに、クロノグラフの分積算針と同軸にレトログラードの日付を加えたキャリバー。
部品数312個/41石。分積算針とレトログラード針、この2つの小さな針はいったいどういう取り付けになってるんでしょうか?レトログラードの針が31→1にジャンプする瞬間、分積算針がリセットされる瞬間そう思いますね。

今回入荷したプラチナケースをお客様からご相談された時は発売から既に約5年はたっているし、プラチナケースなので少数生産に決まってる、さすがに今では入手が難しいのではとお話ししつつ、担当者に問い合せてみるとスイスからの返事は、いけますこと、縁があったんでね。(ニアンス的には、パーツはそれっているので作れますだったような感じ。)

先月国内入荷して、その後アフターサービスで入念なチェックとランニングを行い、昨日手元に届きました。只今、こちらでランニング中です。
XXT(45mm)サイズのプラチナケースは初めて手にしましたが、さすがにズッシリきます。総重量約224g。(ちなみにステンレススティールのXXTオープンが117g。)ケースはプラチナ950、ローターはK22ホワイトゴールド、フォルディングバックルはK18ホワイトゴールドになります。適材適所ですね。裏蓋にはMillesime2005(vintage2005)と**/50のシリアルの刻印があります。限定数は50だったんですね。
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ステンレススティール,K18ホワイトゴールド、PT950の素材は見た目でだけでは判断が難しいですが、プラチナモデルは、プラチナの持つ物理的な特性はもとより、ひとたび手にするとその比重からくる吸いつくような重量感に圧倒されます。また、膨大な時間と熟練したクラフトマンの技術が生んだ穏やかな海面のようなしっとりした輝りに所有者は深い満足感を得て、やがて心を奪われる。新たなこのクールな相棒を手にする瞬間のオーナーの顔が早く見たいものです。
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